西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法
- 日本能率協会マネジメントセンター (2019年12月21日発売)
中学受験で長年の経験を持たれる西村先生の著書ということで読んでみた。
本当は中学受験が終わるまでに読もうと思っていたのだが、図書館の予約の順番が回ってきたのは受験が終わったあとだった・・・。とはいえ興味深いので今さらでも読んでみることに。
西村先生の他の書籍を読んだことがあるので、切り口がちょっと違うけどだいたい書かれていることは共通してそうだった。タイトルどおり「難関校合格」のための要素多めだったかもしれない。
共通するのはスピーディー学習とスロー学習の組み合わせが大切というメッセージ。
もちろんどちらも大切なんだけれど、スピーディー学習しかやっていない子は「アタフタさん」になりやすく、じっくり思考することができないため、最初は要領よく点数を上げることができても、思考力を問う問題や複雑な問題が出てきたときに対応できず成績が下がっていく、というもの。
一方「ちゃくちゃくさん」と呼ばれるスロー学習も組み合わせて勉強できるタイプは、最初こそ成績は伸びないものの、自分で納得しながら解いているのであと伸びするらしい。
うちの受験を振り返ると「アタフタさん」にもいきついてなかったような・・・。(スピーディー学習も無理だった・・・)なので、受験前に読んでも結局役に立たなかった気がする。
確かに小学校4年生くらいの時に読めばスロー学習の大切さに気づき、対応できたかもしれないが、5年6年になると親子ともども目の前のことにいっぱいでなかなかスロー学習に取り組むのが難しい気がする。
頭ではわかっていつつも、目前の模試の対策が気になったり、塾の宿題で手いっぱいだったり。
中学受験の本なり記事なり読むと、やはり塾の宿題の中から要・不要の選別をしたり、取り組むべき問題の順位づけしたりというところはある程度親がコントロールしないと「アタフタさん」になるだろうと思った。だって全部こなすにはスピーディーにやるしかないし・・・
私もそのあたりのことを受験前に知ってればよかったのかな〜。(とはいえ、読んだだけで行動を変えるのは難しいだろうけど。)
宿題に関してもだけど、数ある教育法、勉強法、ノウハウは取捨選択するのが大切なんだろうな。体はいっこしかなく、1日24時間しかないんだから。
- 感想投稿日 : 2023年5月29日
- 読了日 : 2023年5月27日
- 本棚登録日 : 2023年5月27日
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