近所の地球

著者 :
  • 青幻舎 (2015年4月23日発売)
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本棚登録 : 166
感想 : 9
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マル秘展で購入。
日常への観察眼の鋭さがとても心地よかった。
個人的に好きなのは、四つ。
・線でコップを描くと「満タン」と「空っぽ」が同じ絵になる
・人が体を洗い続けるのは、体の隅々を触り続け、計らずも自分の輪郭を手で確かめてるから。
・「今」って、突き詰めると人間に認識できない領域がある。「今」と脳が認識して、ハッと気づくまでが「今」かも。
・一隻の船は、地球を開くファスナーに見える。

ぜひミッドタウンで展示会を見てから読んでほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月30日
読了日 : 2020年8月30日
本棚登録日 : 2020年8月30日

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