アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書 (アスペクト文庫)

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amano225さん 中古を購入   読み終わった 

タイトル通り、アメリカの高校生が学んでいるという経済学についての本。
家計という身近な経済学から、企業、金融、政府、貿易まで、幅広い視点で書かれてあって、この本を理解できれば基本的な経済学については問題ないだろうなと思った。
自分も大学の選択授業で経済学を学んだことはあるけど、経済学は正直どうにも分かりづらい印象がある。特にグラフの見方がいまいちよく分からない。この本にも書いてあるけど、経済学ででてくるグラフというのは、どこか数学でよく見るグラフと何か違う気がする。なぜかは分からないのだけど。だいたい、需要曲線とか供給曲線と書かれてあるくせに、この本にのってるグラフは直線なのだけど、単純化しすぎじゃないのかと思った。
ちなみにこの本は2013年に発売された本ということもあって一部情報が古いところもあった。例えば、最低賃金について日本では東京の850円が最低とあったけど、調べてみると今は東京の最低時給は1013円らしい。そう考えると、ここ10年で最低時給はだいぶあがったよなと思う。実家の兵庫県の最低時給は900円だそうなので、自分が大学生のころにやってたアルバイトの時給より高い。正社員の給料はあがっているように思わないのだけど、アルバイトの給料はあがっているということなんだろうか。
GDPについては、分かるようで分かってなかったけど、海外から輸入してきたらその分の金額は引くと書いてあって腑に落ちた。すべて国産で作られたジュースが100円でうれると、総計100円という扱いだけど、原料の30円分は海外から輸入してきたものだとすると、70円だということか。まあでも、概念的なことは分かったけど、これって具体的にどうやって算出してるのだろう。
後、よく聞く「大きな政府」や「小さな政府」というのをこの本を読んでようやく理解できた。「大きな政府」というのは社会的インフラや行政サービスが充実している政府で、「小さな政府」というのは社会的インフラや行政サービスの提供を最低限にして民営化していくということらしい。そういう意味だったのか。なお、一般的に「小さな政府」は減税を推進し、「大きな政府」は増税を推進するとのこと。そりゃ、公的サービスを増やすのだからそうなるだろうなとは思うのだけど、日本の政党を見てると、むしろ逆な気がしなくもない。
なお、東京、ニューヨーク、ロンドンは世界三大市場と呼ばれてるそうだけど、このうち最大の市場はロンドンと書いてあって驚いた。普通にニューヨークだと思ってた。ロンドンのほうが大きいのか(時差的に優位らしい)。

レビュー投稿日
2021年5月7日
読了日
2021年5月7日
本棚登録日
2021年5月7日
3
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