- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344805545
感想・レビュー・書評
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雑学として読むにはおもしろい。が、「ふーん、そうなんだ」といった読後感。紋様の名称が面白い。
目にするけれど名称を知らないもの、外来語の呼び方はわかるが、和名では?といった発見ができる。
イラストが素朴で風合いが出ていた。
規(ぶんまわし)…コンパス
魚尾…原稿用紙の中央線の中にある記号→【 】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本らしいものの呼びかた。
2016/10/10 -
鷺足、獅子足、猫足・・・・。?。知らない呼称ばかり。本書には古き良き日本を彷彿とさせる美しい日本語が随所にある。トイレ一つをとっても「御不浄」「雪隠」「後架」・・・、無数に出てくる。それぞれの言辞の由来もしっかり書いてあり深いところから理解できる。時代の移ろいとともに今や跡形もないものも沢山紹介されているが、どれも日本の良き風俗だ。
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おもしろく、興味深かったです。
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「キミの名は?」一蓮托生の運命だが。
日本に古くからある「あれ」の名前?これって日本語で言うとどうなる?意外!こんなものにも名前があった!知っているようで知らないものの呼び名を、かわいいいイラストとともに楽しむ。
原稿用紙の中央部分に入っている「【 」のような模様。
これ「魚尾」(ぎょび)というそうな。
Wikiによれば
「これは古くから和書の折り目(版心)に付けられる飾りを模したもので、もともと原稿用紙が二つ折りにして綴じるためのものであったことの名残である。」
腕時計のねじを巻く小さなつまみは「竜頭」(りゅうず)
障子の片隅を貼り残した部分は「猫潜り」(ねこくぐり)
文字通り猫がくぐるために貼り残すものらしい。マジで。
日本に古くからある文様の紹介もあって、これが素晴らしい。
昔の人たちのイマジネーションの豊かさに脱帽する。
ちっちゃな亀がたくさんの「亀尽くし」
ソロバンの目を無限に繋いだ「算盤縞」
干した唐辛子を斜めに並べた「唐辛子」、これなんか可愛いくて
色んな色のバージョンを見てみたい。
洒落っ気たっぷりなのが「かまわぬ文様」
「鎌」と「輪」の絵、ひらがなの「ぬ」がそのまんま、縦に連続した模様。
江戸時代の若者のが「オレのことはほっといて~」な気分のとき身につけたらしい。
日常当たり前に使っているものの名前でも実は登録商標というものの名も少なくない。
「宅急便」(ヤマト運輸㈱)はよく知られるところだが
「エレクトーン」(ヤマハ㈱)
「セロテープ」(ニチバン㈱)
「ポリバケツ」(積水化学工業㈱)なんかもそうらしい。
でもこれは商標がそのものの代名詞化しているわけで
企業としてはねがったりかなったりなんじゃないですかね。
「立場変われば、呼びかた変わる」例で紹介されているのは
「オールド」と「リザーブ」
ウィスキーの話じゃありません。
これは国会関係者の間のみで通じるお金の単位。
「オールド」の箱なら万札一杯詰めて3000枚、「リザーブ」なら5000枚。
「今度の道路工事、3リザーブで」とか
「オールド2箱?笑わせんな!」ってことで合ってる?
ものの呼びかたを見渡してみて感じるのは
その呼び名を持つそのものが無くなったり
その呼び方を使う人がいなくなった時点で
それらの名前は消えてしまうんだなということ。
だからこそそうした呼び名を集めて
カジュアルに楽しむことを試みた本書の健闘を称えたい。 -
「呼び名がわからなければ、それらは存在しないも同然」(本文引用)
なるほど、と思った。
日常で気にする事はあまり無いのだけど、目に見えようが見えまいが全てのものには名前があるんですよね。
名前がわかると、一層身近に感じられる気がする。
でも、知らずにいるままのモノの多い事……。
自分の身の回りにあるモノのうち、名前を正しく言えるモノが一体いくつあるだろう、と、普段考えもしない事をちょっと考えてしまいました。
あと、「砥石」の説明がちょっと笑えた。エンドレスですね……(笑) -
自分の無知を改めてしました。
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これなーんだ?
規 ぶんまわし。狆潜り ちんくぐり。針の耳。掻式 かいしき。畳紙 たとうし たたみがみ。玉菜。北京鍋、広東・上海鍋。ジャーレン。ささら。御下地。スコヤ。勝虫。猫(車)。魚尾。袴。耳。当たり。 -
珊瑚樹茄子 ・・・トマト
赤茄子 ・・・トマト
小金瓜 ・・・トマト
唐柿 ・・・トマト
蕃茄 ・・・トマト
知らなかった