マイケル・マン監督は、「ヒート」「インサイダー」「コラテラル」などの脚本も手掛けた万能選手です。本作は実話だそうですが、これだけの悪事を働いて、なぜすぐ死刑にならなかったのだろう?さらに言えば、何度も脱獄されているのに移送先をわざわざ公表したり、警備が手薄なのも不思議。見せしめ効果よりも悪のヒーローにしてしまう記者会見にも困ったものです。まるで、同じ過ちを犯す警察のドジさを鑑賞する作品かのごときです。
『パブリック・エネミーズ』(原題: Public Enemies)は、2009年の米映画。監督はマイケル・マン、出演はジョニー・デップとクリスチャン・ベールなど。原作はブライアン・バーロウによる、実在の犯罪者ジョン・デリンジャーを主人公としたノンフィクション本である。
舞台は1933年の大恐慌時代のアメリカ。銀行強盗のジョン・デリンジャーは、警察をあざ笑うかのような大胆な手口、弱者からは奪わないという姿勢で、犯罪者でありながらさながら大スターのようにもてはやされていた。
司法省捜査局(BOI)長官、J・エドガー・フーヴァーは越境犯罪を繰り返すデリンジャーを「公共の敵筆頭(Public Enemy No.1)」として指名手配し、更にシカゴ支局へ“プリティ・ボーイ”・フロイドを射殺したメルヴィン・パーヴィス捜査官を赴任させる。
ある日、デリンジャーはビリー・フレシェットという神秘的な魅力をもつ女性と出会う。ビリーも、彼の強引で一途な愛に次第に惹かれていく。捜査の目をかいくぐり、密会する2人。
例え逮捕されてもすぐさま脱獄し、再び銀行強盗に手を染めるデリンジャー一味。しかし、それまで後ろ盾となっていた者達はデリンジャーを「お前のやり方はもはや時代遅れ」だと切り捨てる。一方、彼らを追うパーヴィス達捜査局は地方支局から古参の武闘派捜査官を呼び寄せ、少しずつ綻びを見せ始めたデリンジャー一味へと捜査の手を届かせようとしていた。(Wikipedia)
- 感想投稿日 : 2020年8月31日
- 読了日 : 2020年8月31日
- 本棚登録日 : 2020年8月31日
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