『Dr.パルナサスの鏡』(The Imaginarium of Doctor Parnassus)は、2009年英ファンタジー映画。監督はテリー・ギリアム。2007年12月にロンドンで撮影開始。撮影中の2008年1月にトニーを演じるヒース・レジャーが急逝、撮影が中断し一時完成が危ぶまれたが、彼と親交のあったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が別世界にトリップしたトニーを演じることが決まり、撮影が再開された。ヒースの出演しているシーンはそのまま使われている。(出演オファーを1度は断るも、その後、自分から直接テリー・ギリアム監督のもとに出向いて前言を撤回。「ケータリング係でもいいから参加させてほしい」と頼んだ)3人は、本作の出演料全額をヒースの遺児である娘マチルダ(当時2歳)に寄贈した。ヒース・レジャーの代役をテリー・ギリアム監督が探していることを知ったトム・クルーズは自分から出演を申し込んだが、テリー・ギリアム監督は「ヒースをよく理解している本当の友だちに演じてほしい」と断っている。
1000年生きたと称するパルナサス博士は、下僕である侏儒のパーシー、若い団員であるアントン、そして自分の娘のヴァレンティーナの4人で旅を続けながら、サーカスのような興行「パルナサス博士のイマジナリウム」の公演を行っていた。それは鏡の中に客を誘い、人の心の中の欲望の世界を見せるというもの。博士は鏡の中でどちらが客を誘惑できるか、悪魔と賭けをしていたのだった。そして、かつて悪魔との賭けにより不死の命を手に入れたパルナサス博士だったが、賭けの代償にヴァレンティーナを16歳の誕生日に悪魔に引き渡さねばならなくなっていた。そんな折、一行は橋の上から吊るされたトニーを救い上げる。助けられた謎の男トニーは一行の仲間になり、商才を発揮して見世物を繁盛させる。だが、悪魔との賭けのタイムリミットは目前に迫っていた。それぞれの思惑が交錯するなか、悪魔と一行は鏡の中の世界でヴァレンティーナを巡る駆け引きを繰り広げる。(Wikipedia)
- 感想投稿日 : 2020年11月10日
- 読了日 : 2018年8月22日
- 本棚登録日 : 2018年8月22日
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