ランチに行きましょう (徳間文庫 ふ 40-1)

著者 :
  • 徳間書店 (2018年6月8日発売)
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感想 : 12
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よくあるママ友のドロドロ話かと思ったら少し違った。(そういうシーンも満載ではある)(あるんかい)
救いはあるようでないようである(どっち)感じで
読後感も悪くなかった。

100%人の幸せを純粋に願える人っているんだろうか。
私はNOだと思う。
自分と同じように不幸になってほしい、みたいな感情ってママ友じゃなくても、同僚、普通の友だち、同性異性関わらずあるんじゃないんだろうか。

あとママ友は友だちなんだろうかというよくある問いだが、私はNO派、なんだけど、でも、ママ友から始まって普通の友だちになれる人もいる。
ただどっちがいいのかはわからない。

悪くない読後感でありながら、ここに出てくる「ママ友」たちは幸か不幸か、私は前者だと思った。
そこが「救いがあるようでないようである」という言葉の意図である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月27日
読了日 : 2022年5月30日
本棚登録日 : 2022年5月27日

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