黒い遊園地 (光文社文庫)

  • 光文社 (2004年4月14日発売)
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本棚登録 : 66
感想 : 8
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異形コレクション第29巻。テーマはタイトルどおり「遊園地」。個人的には非常に好みのテーマ。編集序文でヒチコック映画「見知らぬ乗客」にも触れられていてにやりとしたり(「遊園地」と聞いて真っ先に思い出したのがこれ)。これを読むと間違いなく遊園地に行きたくなること請け合い。
やはり最注目は朱川湊人「よい子のくに」。恐怖だけではなく、ほんのりと切なさが残る読後感が見事。ますますお気に入りに。
そして「遊園地」といえばこの人、「あやしい遊園地」の江坂遊さん。「遊のビックリハウス」はなんと豪華三本立て! これぞ江坂さん!というテイストばりばりの作品がみっつも読める。これは必読。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2010年2月2日
読了日 : 2010年2月2日
本棚登録日 : 2010年2月2日

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