ゴシックに関する多数の著書を持つ高原英理氏が提唱する「リテラリーゴシック」をテーマにしたアンソロジー。聞きなれないテーマですが、リテラリーゴシック宣言と解説、そして収録作品を読めば肌で感じられ納得できます。本テーマだからこそ実現できる、成立する作家の並びだと思います。時代ごとに変化を楽しめるのも良いです。とにかく本書に収録されている作品の濃密さは凄いです。誰にでも好かれる作品群ではないですが、こういう毒を持った作品は必要です。シリーズ物や長編小説に触れることが多かったので、個人的に短編の面白さを再認識できたことも収穫でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
900 文学
- 感想投稿日 : 2023年4月15日
- 読了日 : 2023年4月15日
- 本棚登録日 : 2023年4月15日
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