Gifts (Annals of the Western Shore, 1)

  • Clarion Books (2006年4月1日発売)
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感想 : 1
5

YL6.5
75,944語

先祖代々、父から息子へ、あるいは、母から娘へと伝わる
Giftとよばれる特殊能力をもつUplandersは、この能力によって
互いに牽制しあい、ときには互いに協力しあって暮らしています。
主人公OrrecはCaspro一族のBrantorの1人息子。
当然、父のUndoingのGiftを受け継いでいるものと期待されますが、
どうしたことか能力をもつ兆候がなかなかあらわれません。
彼が13歳になったある日、待ちに待った能力が発現しますが、
それは意志によって制御できない危険なwild giftでした。
そのため、自分の意志で制御できるようになるまでの間、
能力の源となる目に目隠しをして、力を封印することになります。

目を封印しなければならない事情もやりきれないものがありますし、
そして、封印を解くきっかけになる状況も、なんとも言えず切ないです。

幼馴染の少女Gryが示唆するGiftのもうひとつの可能性・・・
破壊的な戦いのための道具としてのGiftではなく、
平和的な癒しの力としてのGiftについての話が
とても興味深かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 大人・ヤングアダルト
感想投稿日 : 2011年12月4日
読了日 : 2011年12月3日
本棚登録日 : 2010年6月11日

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