「きみ」という二人称で語りかける部分がところどころに挿入されている二の悲劇ですが、その挿入部分がものすごく読みにくくて参りました。実際ラストまで行ってしまうとそれも伏線だったり大事な部分だったりするわけでしたが読みにくかったのでついつい斜めに読んでしまったのが残念です。ストーリーは切ないラブストーリーに絡んだものですが、綸太郎は推理を披露しては覆され、を繰り返していていつもの調子で、長編にしてはあっさりとした印象を受けました。決して悪いわけではないのですが、読み応えは前の長編の方があった気がします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
kobo
- 感想投稿日 : 2019年6月14日
- 読了日 : 2012年9月8日
- 本棚登録日 : 2019年6月14日
みんなの感想をみる