1995年に出た初版を1997年に文庫本化したものである。といっても単なる文庫本化じゃない。この本の最大のウリは追加された「嵐のあとの日常」にあるのだ。だって、本文に出てくる「彼女」と別れちゃったっていってるんだから!しかもカミング・アウトしたせいで(かどうかは知らんが)。本文は、悩めるみちるちゃんが救われて、最後にはレズビアンの聖人ササノサマとなって、山のアナタの空遠くへ行っちゃってるようなオハナシなんだけど、このあとがきのおかげで笹野さんがすごく身近に堕ちてきてくれているように感じるのだ。なんだ、横にいたじゃんって感じで。まーあれだ。きょーちょばまた行こうっと。
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- 感想投稿日 : 2006年8月16日
- 本棚登録日 : 2006年8月16日
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