攻め:田口暁
受け:浅田諒一
大手出版社で情報誌の編集をしている諒一は新人カメラマン・暁が住む家が無くなるということで自宅に住まわせることにする。
ゲイだが今までシェアしてきた相手とそういう関係になかった。しかし好みが諒一のドストライクである暁、喘がせてみたい。と思っているうちに暁の人懐こさや料理の腕前に側にいることが当たり前になっている。
そして酒の勢いで自分がネジ伏せるはずが何故か暁にイかされてしまい…。
恋愛感情を排除してその場だけの快感を追って生きてきた諒一に、少しずつじんわりと入ってくる暁がいい。
全3巻で諒一の過去もありそうで、一度寝たからと一気に恋愛モードに入っていかないのが焦れったい気もするけれど、このくらい丁寧に付き合っていく過程を読ませてくれるのがいいなと思いました。
それまでタチだった諒一がネコとしてどう変わるかとか、それまで他人とベタベタな付き合いを避けてきた諒一にどうやって恋愛感情を思い起こさせるのか、とか先が気になって仕方ないです。
やっぱりちょっと長くなってもいいからこういう風に気持ちや行動をしっかり書いてくれる本は読みごたえがあります。
エチは少なめ、かな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
カメラマン×編集者
- 感想投稿日 : 2011年10月30日
- 読了日 : 2011年10月30日
- 本棚登録日 : 2011年10月30日
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