超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書)

  • KADOKAWA (2020年1月10日発売)
3.64
  • (13)
  • (21)
  • (19)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 383
感想 : 22
5

この本は1992年2月に中国で出版され、多くの
話題を呼んで台湾、香港などでもベストセラー
になったそうです。

池上彰氏が推薦していたので読んでみました。

特に2001年9月11日の米国同時多発テロを事前
に言い当てている、ということで英訳版まで出
るほどの注目の書となりました。

「超限戦」とは、全ての境界と限度を超えた戦
争のことです。

「もし全てのテロリストが自分の行動を爆破、
誘拐、暗殺、ハイジャックといった伝統的な
やり方に限定しているならば、まだまだ恐ろし
い事態にはならない。本当に人々を恐怖に陥れ
るのは、テロリストとスーパー兵器になりうる
各種のハイテクとの出会いだ」

この言葉に現代の危機は集約されます。「テロ
の時代」を予言した一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2023年8月13日
読了日 : 2022年7月15日
本棚登録日 : 2022年7月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする