著者は彼の神に仕えており、これは著者の本だから何を書こうが勝手だろう。
しかし、許されないことの例えとしてヒトラーの虐殺を書いていますが、彼の宗教が十字軍で行った虐殺には全く触れていません。
ヒトラーの虐殺で史実と言われるような数の死体は全く出て来ていませんが、数千万人を虐殺したスターリンや毛沢東にも触れていません。
規模は小さいですが、女子供まで惨殺した旧約聖書のヨシュア記についても触れられていません。
人権的なものを語りたいなら、イエズス会が行っていた硝石と日本人女性の奴隷貿易をどのように総括されているのでしょうか。
著者の神が下した異教徒の虐殺と愛について、次回作を楽しみにしたいと思います。
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- 感想投稿日 : 2014年9月9日
- 読了日 : 2014年8月4日
- 本棚登録日 : 2014年7月13日
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