とある人のオススメマンガだったので気になっていた作品。
一気に1巻から10巻まで読了。今は最終話を読み終わった余韻で自分の中の評価がやたら高いですが、今まで読んだ漫画作品の中のベスト10には確実に入ってきます。
色々と良かったところがあるので列挙していきます。
1.主人公とヒロインが魅力的
なんといっても、ここでしょう。意志を言葉にする描写がとても多いのですが、それが熱くてたまらなかったです。
また、この作品はバトル物のマンガなのですが、ヒロインの安定した強さが読んでいて安心させてくれます。主人公がエースになっていく過程も良いですね。
2.サブキャラが魅力的。
ここが他のマンガとは違うところなのかなと思います。
10巻65話?程度の長さのマンガにしては、各キャラが立っています。なおかつ主人公がインフレかまして置いてけぼりになるパターンではないマンガのため、最後まで各キャラが個性を生かして輝き続けていました。
3.戦略重視な戦闘。
掌握領域というオーラ?を用いての戦闘となっています。
この使い方が上手いですね。修行や戦いの中で各自必殺技を編み出していくのですが、それぞれの必殺技の効果にキチンと特性が付与されている上に、その特性を生かした最後のあのシーン、カッコ良すぎです。
4.ライバルとのラストバトル
これ、結構多くのマンガでは描写されないんですよね・・・
見たかった。悟空とベジータの天下一武闘会。太公望と申公豹の一騎打ち。ニケとレイドの、ギリ討伐後の戦闘。
それをキチンと、すべてが終わったあとに描いてくれる水上さん。あの言葉は要らない空気感は良かったです。
5.主人公たちのその後の話
作者はこれを描きたかったみたいですね。なので、流石に上手くまとまっています。キチンとハッピーエンドにしてくれたのも良かったです。ヒロインの母親のページで、次のページにはハッピーエンドかバッドエンドか分かるというシーンがあったのですが、祈りましたよ、ハッピーエンドを。バッドエンドは基本的に嫌いなのです。空想の中はハッピーでいいじゃないか。
6.ラストを見据えた伏線が序盤からガッツリ
世界を破滅させる存在を倒した後に、主人公が12人の騎士団の仲間を裏切って戦うことになるという説明が1巻からあるのですが、それが最終巻で回収されます。この設定がなかったら陳腐なマンガだったのかもしれないほど、大きな意味を持った設定でした。
ごちゃごちゃしてきたのでこのへんで。
いやー、今のところマンガベスト3に入るな。
- 感想投稿日 : 2012年2月4日
- 読了日 : 2012年2月4日
- 本棚登録日 : 2012年2月4日
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