ロイヤル・シークレット(2) ロイヤル・フェイバリット (モノクローム・ロマンス文庫)

  • 新書館 (2020年12月15日発売)
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感想 : 4
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こうなるよねという絵に描いたような大団円 よく出来ているとは思うのだけれど、最後に愛が勝つのよね アメリカっぽいと思ったらアメリカの作家さんであった

なんというか2人ともパーフェクトすぎません?リベラルエリート層の夢詰まってるな、などと思ってしまう 愛に舵切ることに懐疑的な身としては、ベン、君はそれで良いのか…本当に…と最後まで悶々としてしまった インディゴのストーリーの方が琴線に触れたな

身分違いに萌えないからなのか?結局身分の高い方にくだり、愛と新たな家族に囲まれれて、持ち前の知性でそこに新たな居場所を見つけました(才能を発揮しました)って、やっぱりそういう価値観なの、ベンであってもそうなるのというところがモヤモヤポイント

カミングアウトのくだりなどの部分はとてもいいと思うんだけど、結局男女で散々見たよ、その形…ってなっているんだと思う 恐らく身分差が男女の世間的な地位の差と変わらないように思えてしまってモヤモヤしたのかもしれない

でもこの装置ではこう書くしかないというか現実的な着地点ってこうなるしかないとは思うので、よく書けているとは思う あれで全て投げ打って2人だけで完結したらそれはそれでどうなのとも思う

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月17日
読了日 : 2023年8月17日
本棚登録日 : 2023年8月17日

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