「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル

著者 :
  • 中央経済社 (2012年7月25日発売)
4.00
  • (6)
  • (10)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 7
4

前著で経理(というかルーチン処理)の簡易化を非常に丁寧に記載してあった著者が再版という形で出版したので早速購入することに。

とは言え、基本的なマインドセットは前版で出し尽くした感が強いです。
IFRSに関しても少し記述があるものの、前著を読み尽くした方ならば、
特にひらめきを得ることも多くはない

しかしながら、『決算業務のマクドナルド化』とは、大変素晴らしいネーミングである。
経理の管理者の方の中には、システマチック化はブラックボックス化を生むから毛嫌いしている方も多いようである。経理業務を職人芸と思っている方も実際多い。

しかし、よく考えると、大手であっても5,6年で異動になる可能性が高いため、職人芸の伝承よりもシステム化の方がコスト・決算早期化・経営判断からしても有利であるのは間違いない。

経理のスターの方の素晴らしい職人芸をぜひ後継者に伝承させるためにも本書を読んでいただきたい、と一歩上の経営目線から最後に添えて本読了レビューの結びとしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 41_経理
感想投稿日 : 2012年12月8日
読了日 : 2012年10月30日
本棚登録日 : 2012年10月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする