ぞろりぞろりとやさいがね

  • 偕成社 (2017年9月20日発売)
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本棚登録 : 415
感想 : 24
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腐りかけた野菜たちが主人公の絵本は初めてよんだ!
ゴボウがひからびてただの枝になった姿、
ボコボコ芽が出て紫色になってきたじゃがいも
張りのないトマト・・あぁ、リアルだー!
リアルだとギクっとするのは、我が家の冷蔵庫にも時々しなびた可哀そうな野菜がいるからで・・。

「ふむふむ、たしかにの~。たべものをそまつにするのはよくないのぉ。だからといって、それをうらんでわるさをすれば、おまえたちのこころがくさってしまうのじゃ。こころがくされば、にどとおいしいやさいにうまれかわることはできんぞ。」と、ミミズ和尚。

「では、おしょうさまにおたずねします。わたしらは、もうくさってしまいました。いったいどうしたらいいのでしょう?」と野菜たちは尋ねます。

あまり説教くさくはなく、ラストにちょこっと野菜を長く保存するコツや、くたびれた野菜の調理法を紹介してくれるのも◎

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本(一年中楽しめる)
感想投稿日 : 2023年9月13日
読了日 : 2023年9月14日
本棚登録日 : 2023年9月13日

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