どこかいきのバス (わくわくえどうわ)

著者 :
  • 文研出版 (2013年8月30日発売)
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本棚登録 : 390
感想 : 31

「おかあさんとけんかをしてうちをとびだしたぼくのまえに、「どこか」いきのバスがあらわれた。このバス、なんだかへんだぞ。のりこんで、いきたいばしょを言ってみると、たちまち、バスのかたちがかわって…。小学校1年生以上。]

第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。

低学年にも読みやすく、絵も多くて楽しい。
ファンタジーだけども、少年の気持ちはリアル。


お母さんに腹を立てた少年が家出をする話。
シンプルな話だけど、
いろんな少年の思いが表現されていて
子どもは共感できるんじゃないかな。

お母さんの言葉に腹が立つ気持ち。
言われたことは正論で、言い返せない気持ち。
ガミガミ言われるストレス、
だれにも注意されないって気持ちいい!!
自由って最高!!あれ、でも少しさみしい・・。

ふしぎな『バス』の正体もかわいい。
ラストはハッピーエンド。

私(母)もよく子どもとケンカをするが、
お互い意地を張ってしまって仲直りができない。
子どもとケンカした日は子どもが好きなご飯を作ろう。
仲直りのきっかけを作ろう。そう思った。

児童書だけど、読んでいてテンポが良く
気持ちがいいので、朗読するのにもおすすめ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書 小学校低学年向き
感想投稿日 : 2023年6月30日
本棚登録日 : 2023年6月30日

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