「おかあさんとけんかをしてうちをとびだしたぼくのまえに、「どこか」いきのバスがあらわれた。このバス、なんだかへんだぞ。のりこんで、いきたいばしょを言ってみると、たちまち、バスのかたちがかわって…。小学校1年生以上。]
第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。
低学年にも読みやすく、絵も多くて楽しい。
ファンタジーだけども、少年の気持ちはリアル。
お母さんに腹を立てた少年が家出をする話。
シンプルな話だけど、
いろんな少年の思いが表現されていて
子どもは共感できるんじゃないかな。
お母さんの言葉に腹が立つ気持ち。
言われたことは正論で、言い返せない気持ち。
ガミガミ言われるストレス、
だれにも注意されないって気持ちいい!!
自由って最高!!あれ、でも少しさみしい・・。
ふしぎな『バス』の正体もかわいい。
ラストはハッピーエンド。
私(母)もよく子どもとケンカをするが、
お互い意地を張ってしまって仲直りができない。
子どもとケンカした日は子どもが好きなご飯を作ろう。
仲直りのきっかけを作ろう。そう思った。
児童書だけど、読んでいてテンポが良く
気持ちがいいので、朗読するのにもおすすめ。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書 小学校低学年向き
- 感想投稿日 : 2023年6月30日
- 本棚登録日 : 2023年6月30日
みんなの感想をみる