閉塞経済: 金融資本主義のゆくえ (ちくま新書 729)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年7月1日発売)
3.43
  • (11)
  • (12)
  • (34)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 178
感想 : 17
4

古典経済学ではうまく説明していない、所謂バブルについての解釈が興味深い。
著者の説によると、金融改革を経て以降の世界ではバブルの成長と破綻はなるべくしてなると。
また、経済の中ではとかく原因と結果が逆に見られているのではないか、という意見に新鮮味があった。
経済学という側面から見ると、世界は発展しているのか、混迷しているのか、はたまたそういう見方自体がすでに何かしらのイデオロギーに染まっているのか、考えさせられる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済学
感想投稿日 : 2011年9月24日
読了日 : 2010年4月27日
本棚登録日 : 2011年9月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする