水力発電が日本を救うー今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる

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  • 東洋経済新報社 (2016年8月19日発売)
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多目的ダムの矛盾=利水と治水。半分くらいしか水を貯められない仕組み。
グラハムベルはナショナルジオグラフィックの編集責任者だった。

ダムは半永久的に壊れない。鉄筋を使っていない。岩盤と一体化。コンクリートは100m。

多目的ダムは砂が溜まりにくい。砂を流す穴がある。電力ダムはない。
水路式発電ならダムはいらない。ただし減水区間が生じる。
逆調整池ダム=下に30mくらいの貯水ダムを作って、余った電気で揚水する。
かさ上げ工事をすれば、容量が増える。

奈良盆地から京都への遷都はエネルギー不足。
江戸幕府は関東のエネルギーが魅力だった。
幕末は文明の限界。石炭がエネルギーであることを知らされた。太平洋戦争は、インドネシアの石油が目的。

文明あるところ環境破壊あり。メソポタミア文明による砂漠化、黄河の砂漠化=黄砂の原因。
今回の人口減は、エネルギーの限界からくる?という仮説。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2018年9月5日
読了日 : 2018年9月5日
本棚登録日 : 2018年9月5日

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