軽い気持ちで借りてきたので、想像以上キツくてしんどい話だった。
母親はプレシャスを罵倒し扱き使い、父親はレイプし子供を2人も身籠らせる。
本当に最悪。見ていて辛い。
プレシャスの現実逃避が可愛いのが救いか。
新しく学校へ通い、光となる先生に出会い、読書を覚え、友達が出来ていく。
徐々に良い方向へ向かい、愛に触れ「父や母より優しいのはなんでだろう」「心がポカポカする」という台詞に切なくなる。
幸せになってほしい、と思ったら、エイズの陽性反応で愕然…。
母親と対面し、ようやく母親の事を理解した。
子供も取り返し、母親とは縁を切る。
そこで終わり。
後々に響く程ではないものの、しんどいなぁ…。
余談だが、プレシャスのパーティでナースのジョンが先生(の恋人か?)に目をつけたものの、プレシャスは紹介せずに受付の女性を紹介するシーン好きだな。
配慮するプレシャスが健気というか、優しい子だと思えた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心に残る作品
- 感想投稿日 : 2016年4月24日
- 読了日 : 2016年4月24日
- 本棚登録日 : 2016年4月24日
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