図書館で見かけて読了。
コミックエッセイなのですが、ページ数のわりに意外と読み応えがあり、借りて読みました。
意外にも、初のたかぎなおこさんの作品となりました。
雑誌やブクログさんでよくお見かけしているので、なんとなく読んだことがある気になっておりました。
さて、内容は初めて飼った雑種メスのムクとたかぎさんとの物語。目つきの悪さにメスと気づいたのは結構後のほうでした。気づいたときは、びっくりした。
最後のほうで、ムクが年をとった時に、たかぎさんがいった、「くたっとした、やせてホネホネしたさわり心地。老犬には老犬のよさがある」この言葉にとても共感を感じました。私は猫派ですが、たかぎさん本当に犬が好きなんだなと思って感動しました。
スイカが好きだったムクちゃん。好きなものがあるとそれだけで生きながらえると、よく聞きます。犬や猫にも個性や好みがある。とっても大事なことだと改めて感じました。
そして、意外と好感度大のおとうさん。
老犬となったムクちゃんのために、おたかいパンを買い込んで、たかぎさんがつまみ食いすると注意。。そうとうムクちゃんに入れ込んでいると感じました。
今回はムクちゃんとたかぎさんの関係が中心でちょこちょことしか出てきませんでしたが、
ムクちゃんとお父さんの間にも相当の物語があるのでは・・・と、かんぐりながら読んでしまいました。
たかぎさんのご家族のお話もなんだか面白そうだなと思いました。ほかの作品にはもっとでてくるのでしょうか。やはり最後のムクちゃんとの別れの話は悲しいですが、とても楽しく読ませていただきました。
- 感想投稿日 : 2019年3月10日
- 読了日 : 2019年3月9日
- 本棚登録日 : 2019年3月9日
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