手話にはいろいろあって、細かく言えば、一人ひとり手話は違います。
でも、ものすごく乱暴におおまかに分けて、日本手話(ろう者のオリジナル)と手指日本語(日本語対応手話のことですが、この本では手指日本語と呼ぶことを提唱しています)といって日本語に手の形を対応させて、それをつなげて日本語の文章を手の形であらわす方法とがあります。
聴こえる人が手話の学習を始めるとき、「この日本語の単語を手の形で表すとしたら?」とか、逆に、「この手話の形はどういう意味?」ってところから始まった場合、単語をつなげてもろう者に通じない!って壁に突き当たることになります。
ろう者の中で覚えれば、自然に身につく文法を、読んで理解しようという時に役に立つ本です。
手話学習を始めたばかりで読むと却って学習の妨げになってしまうかもしれません。
私は一回読んだだけではこなしきることができませんでしたが、この本の内容を頭に叩き込んで行きたいと思っています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
手話
- 感想投稿日 : 2012年5月31日
- 読了日 : 2011年5月31日
- 本棚登録日 : 2012年5月31日
みんなの感想をみる