吉川英治新人賞受賞の長編ミステリであり、伊集院大介初登場の作品。
伊集院は本当にいいなあと思いつつ、驚くべきは栗本薫の筆力。上手すぎだろというような美しくも妖しい、抑えた文体は横溝的舞台設定を説得力あるものにしている。
芸の厳しさをテーマにして、その道の業を妥協することなく書き切っている。
つか本当にうめえ…情景描写の美しさに何度もハッとさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
書籍【ミステリ・サスペンス】
- 感想投稿日 : 2010年8月22日
- 読了日 : 2010年8月22日
- 本棚登録日 : 2010年8月22日
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