絃の聖域 下 (講談社文庫 く 2-4)

著者 :
  • 講談社 (1982年12月1日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 4
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吉川英治新人賞受賞の長編ミステリであり、伊集院大介初登場の作品。
伊集院は本当にいいなあと思いつつ、驚くべきは栗本薫の筆力。上手すぎだろというような美しくも妖しい、抑えた文体は横溝的舞台設定を説得力あるものにしている。
芸の厳しさをテーマにして、その道の業を妥協することなく書き切っている。
つか本当にうめえ…情景描写の美しさに何度もハッとさせられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書籍【ミステリ・サスペンス】
感想投稿日 : 2010年8月22日
読了日 : 2010年8月22日
本棚登録日 : 2010年8月22日

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