Amazon Audible にて。
国家の衰退と言われて、日本の失われた30年とか加速する少子化とかをイメージしながら選んだんだけど、衰退のレベルがちょっと違った。
国の衰退には、地理も文化も絶対的な要因にはならなくて、収奪的な仕組みが問題であって、繁栄するには包括的なそれらにしていく必要がある…という主張を繰り返しいろんな歴史事例を挙げて説明した本だった。
この上巻では、本筋じゃないんだけど、アメリカ大陸の先住民族に対してヨーロッパ人がした侵略の描写が細かくてキツかった。王様を人質にしてこの部屋を黄金で埋め尽くさないと…みたいな脅しや拷問のところ。スーパーで買い物しながら聞いてたので、眉間に皺がよってたと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2023年1月7日
- 読了日 : 2023年1月7日
- 本棚登録日 : 2023年1月7日
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