質の高いコミカライズはまだまだ続く。角川や電撃のコミカライズは(個人的に)ハズレが多い中、とらドラのクオリティは群を抜いている。
夏の合宿がメインとなった5巻でも、肝となる実乃梨との幽霊談義、亜美の自分が必要かと竜児に迫るシーンなど、要所での的確な表情が、可愛らしい絵柄をさらに引き立てる。毎話の扉絵もとても気に入っている。
文字だけの小説ではなく、動画と音声のアニメでもない、絵と文字のマンガならではの見せ方もなされている。見どころたくさんの漫画版とらドラ、大好きな作品だからとはいえ、こんなに飽きないコミカライズ作品は他にない。
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- 感想投稿日 : 2012年4月9日
- 読了日 : 2012年4月9日
- 本棚登録日 : 2012年4月9日
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