10DANCE(1) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社 (2017年8月18日発売)
4.40
  • (46)
  • (28)
  • (7)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 362
感想 : 20
5

▼あらすじ
杉木信也と鈴木信也は、それぞれスタンダードとラテンダンスの日本チャンピオン。杉木からの提案で二人は互いの専門分野を教え合い、10種のダンスで競う「10ダンス」に挑むことになった。深夜の教室で行われる二人だけのレッスン。時にぶつかり、時に認め合う。鈴木と杉木、二人の行く道は果たして――。

***

ストーリーの完全度:★★★★★
ライバル度:★★★★★
BL度:★★☆☆☆
エロ度:☆☆☆☆☆
萌え度:★★★★★
総合評価:★5.0

竹書房からヤンマガ(一般誌)への移籍と聞いた時はBLじゃなくなっちゃうの!?とショックを受けたのですが、大好きな作品なので最後まで応援し続けると決めた私。今回、新装版が出ると知った時も躊躇わず予約しました。
旧版の表紙と比べると新装版は黒と白を基調にしたスタイリッシュなデザインになっていて、個人的にはこちらの表紙の方が好みだな、と思いました。

今回、新装版が出るにあたって改めて1巻を読み直してみたのですが、やはり何度読んでも面白いですね。
ストーリーに重厚感があるからエロ皆無でもBL度低めでも何の不満も感じないくらい最後まで楽しく読めますし、何よりキャラクターに躍動感があって絵なのにちゃんと動いて見えるところが凄いな、と思います。
既に一度読んでるので細かい部分の感想は割愛しますが、井上佐藤先生の漫画家としての実力の高さが窺える内容で、これは確かに一般誌でも通用するレベルだよな、と改めて思いました。

因みに最後に番外編が2本収録されているのですが、その内の一つである「Sumba de men's love」はいきなり時間軸が飛んで2巻の軽いネタバレ?的なお話になっているので初読みの方は少し戸惑うかもしれません。(私も正直、少し戸惑いました^^;)
でも、ドラマティックで最高に萌えるシチュエーションだったのと、よく見ると「子連れオオカミ」のキャラクターがゲストとして登場していたりと短いながらもコマの隅々まで魅力がギュッと詰まったお話だったので個人的満足度はかなり高めです♡(*^^*)

もう一つの番外編、「紳士はラティーノがお好き」は旧作にも収録されているお話だったのでこちらは特にこれといって書く事はないかな?でも、つれない紳士の気を引きたいラティーノが可愛くて地味にお気に入りのお話だったので、こちらにも収録してもらえて良かったです(笑)
このまま続けて2巻を読み直したいと思います♡

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BLコミック
感想投稿日 : 2018年7月12日
読了日 : 2018年6月27日
本棚登録日 : 2017年9月5日

みんなの感想をみる

ツイートする