飛んで火に入る夏のネコ (バーズコミックス リンクスコレクション)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2016年7月23日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 4
4

▼あらすじ
ゴシップ記者の猫又のナツはスクープを狙うため人気官能小説家のハイドの家に潜入するが、あえなく見つかり大人の玩具で責められて?

***

★4.5
試し読みで読んで面白そうだな〜と思い期待して購入!結果、凄く良かったです…!!
妖怪の住む世界を舞台にしたお話で、土蜘蛛×猫又、三本狐×ウワバミ、火車×人間の
3つのCPのお話が収録されています。とにかく人外好きには堪らない内容でした…!

全部良かったのですが、その中でも個人的に一番好きなのはやっぱり表題作の土蜘蛛×猫又のお話ですかね。謎の多い人気官能小説家、ハイド(土蜘蛛)の家にゴシップネタで一攫千金を狙う記者のタマゴ、ナツ(猫又)がハウスキーパーとして潜入するお話なんですが、展開こそ王道なもののエロエロな上にナツが可愛くて、読んでる途中、何度もキュンキュンしてしまいました…!

ハイドもアダルトな雰囲気たっぷりのまさに大人の男性!って感じのキャラで、紳士的で程良くドSなところもツボでしたし、背中に蜘蛛の刺青が入ってるのも見た目とギャップがあって凄く萌えました♬
あと、ナツを出て行かせた上でもう一度、今度は自分の意志で自分の元に戻るよう、ナツを主人公にした小説で想いを伝えるやり方もロマンチックで良かったです♡(こんなん絶対惚れる…!)
とっても好みなお話だったので、もっとこの二人のお話を読みたかった…。

他、堅物で地味だけど実は凄い(色んな意味で)三本狐×頭も下半身も緩いウワバミのお話もエロッエロで良かったですし、火車×人間の異種カップルも読み応えがあって
どれも甲乙つけ難いくらい面白かったです。特に後者は人間側の事情が複雑で、他の作品と比べるとちょっぴりシリアスなんですが最後は誰もが納得のハッピーエンドなので読後感は全く悪くありません。寧ろ感動的でした…!
どのお話もそれぞれ違った良さがあり、テンポ良くさくさく読める割にストーリーもしっかりしているので、人外やあまあまテイストなお話がお好きな方なら最初から最後まで楽しく読めるかと思います♬
願わくば是非とも続きを描いていただきたいです…!><

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 整理済み(漫画)
感想投稿日 : 2016年9月10日
読了日 : 2016年9月10日
本棚登録日 : 2016年8月21日

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