▼あらすじ
性を謳歌する男娼達の楽園で、試情夫として雇われた訳ありノンケのアポロ。
試情夫とは、男娼達を愛で、客を取る前の心身をほぐして昂ぶらせる疑似愛人役のこと。
教育係の男娼フィーに仕込まれることになるが……。
***
ストーリーの完全度:非常に高い
トーン:耽美
エロ度:非常に高い
萌え度:高い
総合評価:★4.8
積み本崩し。座裏屋蘭丸先生のご本を読むのはこれが初めてです。
読む前までは暗めのお話なのかと思ってたんですが、蓋を開けてみたら思ってたよりもリゾート感溢れる爽やかな雰囲気のお話で大変読みやすかったです。
普通、娼館モノって聞くと暗くてドロドロしたイメージだと思うのですが、この作品に登場する娼館はそんな雰囲気は全くなく、とにかく爽やかで解放的。ちゃんと合法だし、働く環境が良過ぎて小鳥達(男娼)がちょっと羨ましいと思ってしまうくらい、クリーンでホワイトな娼館でまさに楽園そのものだと思ってしまいました(笑)
ただ、楽園で働く小鳥の一人で元スラム出身のフィー(表紙のキャラ)がどうやら訳ありな様子で、物語の終盤辺りで客とトラブルを起こして情緒不安定な様子を見せたり不審なメールが届いたりと気になる描写もあり、 これからどう話が進んでいくのか非常に気になります。
気になると言えばアポロの事もかなり気になりますね。今はまだ傷心中で冷め切っているアポロですが、旧友に言わせると本来の彼は元々恋愛に関しては能動的で、愛されるより愛したい情熱的なタイプなんだとか!?今のアポロからは全く想像出来ないので、早くそんなアポロが見てみたいです!(*´д`*)ハァハァ
個人的にはフィーよりアポロの方が好きで、プールサイドから上がった彼が髪をオールバックにするシーンでハートを鷲掴みにされました。いやー、あの色気はやばいって…(笑)
シリーズものの第1巻なのでまだ何もかも始まったばかりですが、エロもストーリーもしっかり楽しめたので大満足です。2巻も期待してます!!
- 感想投稿日 : 2019年8月11日
- 読了日 : 2019年6月10日
- 本棚登録日 : 2019年5月28日
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