感情を知る: 感情学入門

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  • ナカニシヤ出版 (2003年6月1日発売)
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表題だけ見るとごく普通の心理学かと思うが左にあらず。これまた進化から感情の発生を考えるという方法のようだ。楽しみ。

■帯「喜・怒・哀・楽の進化論」
ロボットは感情を持てるか?感情はコントロールできるか?民族の感情とは?──進化論的感情階層仮説を中心に、感情をめぐる諸問題を神経生理学の立場から総合的に解明。

ロボットは感情を持てるか?感情はコントロールできるか?民族の感情とは?―進化論的感情階層仮説を中心に、感情をめぐる諸問題を神経生理学の立場から総合的に解明。

1章 感情の分類(西洋哲学、中国・仏教思想からみた分類;心理学、動物行動学、臨床精神医学からみた分類 ほか)
2章 感情の発生と発達(生存維持機能としての情動・感情―一人でも起こる情動・感情;乳幼児における情動・感情の発達 ほか)
3章 感情のメカニズム(原始情動の中枢としての視床下部;基本情動の中枢としての大脳辺緑系・扁桃体 ほか)
4章 感情のコントロール(理性‐感情‐欲望の連関;西洋思想にみる理性と感情・欲望 ほか)
5章 感情の共有(共感とは何か;共感の発生・進化 ほか)

福田正治[フクダマサジ]
1975年名古屋大学大学院理学研究科修了。神経行動生理学、とくに情動・記憶の神経生理学を専攻。現在、富山医科薬科大学行動科学・教授

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カテゴリ: ■生物としての人間
感想投稿日 : 2010年4月28日
本棚登録日 : 2010年4月28日

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