潜入ルポ 東京タクシー運転手 (文春新書 1004)

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年12月19日発売)
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著者自らが「タクシードライバー」になってみて、その業界を説いた一冊。タクシー業界は昨今の景気低迷と共に下降傾向になりつつあるが、実態は他の業界も変わらないであろう。ただ、規制緩和と共にドライバーの負担が大きいのは避けれないが。

不景気により、新たに職を探す人でこの「タクシードライバー」を選択する人も増えているが、意外に面接で落とされる事があると言う。その理由は、本書を読んでみると納得できる。

また、ドライバーのモラルの部分も追求してある章は、お客側からの切実な部分が書かれており、業界全体の意識向上が早急に必要と感じる。

全てのドライバーが悪い訳ではなく、中にはちゃんとした人も居るのは事実。ただ、業界のイメージとしては低い気が。ただ、ドライバーに後ろ向きな考えではなく、前向きになりたいと言う人は、この一冊を読むのも良いのでは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年5月6日
読了日 : 2015年5月6日
本棚登録日 : 2015年5月6日

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