あの世とこの世の境に落ち込んでしまったタクシードライバーと、不思議な道具「かぐつち」を持つ少女の、魂救済悪戦苦闘物語。河童やら天狗やらつくも神さまやら、もののけ妖たちがわんさわんさと出てきくるのだけど全然怖くない、怖くないどころかなんとも可愛くて、ここならアタシも一緒に住みたい!と思ってしまうほど。迷える魂を救う物語の一つ一つは悲しくてそれでいて温かくて、じわじわホロリとしてしまう。そして気になるラストの展開には思わず上を向いて「嗚呼…」と声を漏らす。この夏、どなたにも安心してオススメするファンタジノベルでございます。
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- 感想投稿日 : 2011年7月25日
- 読了日 : 2011年7月25日
- 本棚登録日 : 2011年7月25日
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