初めての子どもを妊娠した夫婦の、喜びや期待、戸惑いや混乱、葛藤やすれ違いを描いていて出産子育て経験のある身からすると多かれ少なかれあるあるとわかるわかるが詰まっていた。
健康に生まれてくれたらそれでいい、と思いつつも可能性の塊である子どもへの期待は膨らむ。
そんな夢と希望が現実で塗り替えられていくのが子育て。
そのまだ一歩手前の夫婦の物語に微笑ましさを感じつつも、とこどどころで恐怖も覚える。
「ギリギリまで待った方が勝ち」ゲームには、「危ないからやめなさい」といいたくなるのは余計なお世話か。
そして最後のページ。別の意味の可能性がよぎりぞわっとしてしまった。いや、ないない、それはない。
読書状況:読み終わった
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2,022年4月
- 感想投稿日 : 2022年4月26日
- 読了日 : 2022年4月26日
- 本棚登録日 : 2022年4月26日
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