現代ではソフトウェア開発者の中で常識として扱われ、取り上げて語られることも減ったオブジェクト指向。
本書はそのオブジェクト指向が生まれるに至った歴史から、一緒に扱われることの多い技術やそのノウハウ、開発手法などを網羅的に扱っている。
一つ一つのトピックは浅めであるものの、初学者がより深く学習するにあたって道標となるような部分は多い。
10年前の書籍にもかかわらず、今盛り上がりを見せているアジャイル開発に触れていたり、様々な言語でエッセンスとして取り上げられている関数型プログラミングについてページを割いて解説しているところが驚きだった。
今読んでもしっかりとわかりやすく、陳腐化していない考え方を学べる良書だったと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年3月8日
- 読了日 : 2021年3月8日
- 本棚登録日 : 2020年2月23日
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