5:沙維、江南、巨山、三国の紹介と主要人物が出揃ったところで、おそらくこの4巻からが作者さんの書きたかったことなのだろうなあとしみじみ感じ入りました。イウォル王子が川に落ちるシーンや、次代を担う彼らの想いは同じ方向を向いているのに、現在の王や国民感情、まさに三竦みともいえる国同士の摩擦がそれを阻んでいる。それらに甘んじることなくより良い方法を探そうとしている姿勢こそ、見習わなければいけないなあと思いました。
この本の対象年齢層の方がどう感じるのかは想像するしかありませんが、本棚に置いておきたいシリーズです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年10月8日
- 読了日 : 2012年1月11日
- 本棚登録日 : 2018年10月8日
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