学校を変える

  • 小学館 (2003年11月25日発売)
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感想 : 7
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特に印象に残ったのは、浜之郷小学校では、一役一人制により会議をなくし、勤務時間の8割を専門家としての仕事(授業、授業準備、カリキュラム作成、研修)に傾注させていること。学校改革が成功した一番の要因は、このシステムにあると感じた。

Googleでも20%ルールというものがあるが、成功する組織というのは、人の能力に対して敬意を払う仕組みがある。人を信用しないシステムの上に成功はない。この職業に就いて8年目になるが、専門家としての仕事に8割の時間を使えていない(使えるような環境ではない)。私だけでなくほとんどの職場でそうのような状況ではないだろうか。

本業率を80%にし、担当する業務に関しては、担当者に責任を持ってもらい一任する。会議→会議→会議→会議…と了承を得なければ進まないシステムをなくすだけで、全てがうまく行くように感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2012年6月16日
読了日 : 2012年6月10日
本棚登録日 : 2012年6月9日

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