鬼灯ほろほろ: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社文庫 し 44-9 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社 (2019年12月10日発売)
3.88
  • (2)
  • (11)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 53
感想 : 3

蛙男弥吉さんの魔が差した代償が重い。
その代償を逃げずに払い続けた彼の真っ当さ。
こんな人でも魔が差すのだから誰にでも起こりうると我が身を振り返らずにはいられませんでした。
死後ではありましたが九十九屋の尽力で家族の元へ帰れたことは救いですが、やっと償いが済んだのだから生きて帰れていたらとつい思ってしまいました。(それじゃ話にならない)
他2編は子ども絡みのお話。
赤ちゃんの握りこぶしは福福して愛らしくて温かいよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月26日
読了日 : 2020年6月26日
本棚登録日 : 2020年6月26日

みんなの感想をみる

ツイートする