ジョン&マリー ふたりは賞金稼ぎ (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA マ 7-1)

著者 :
  • 早川書房 (2010年2月28日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 10
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オレシカなどで有名なゲームデザイナーの桝田さんのお名前と、水玉蛍之丞さんのイラストに惹かれて購入。
序盤の展開はまったりで、正直なところ、くじけそうになったのですが、後半、話が動いてからは非常にスピーディに読み進める事が出来ました。
全体通しての印象は、非常にゲームっぽいシナリオということ。
会話シーンなどは、高頻度でゲームのUIを頭の中に浮かべながら読んでいました。
TRPGのルールブック+リプレイ集を読んでいるのと似た感覚。

元々がゲームの企画から始まった物語のようなので、なるほど、というところですが、そこが小説として没入感を損ねているのは確か。
わくわくしていたのに、話の途中に「いかにも」なナレーションが入り、現実に引き戻すような感覚は、桝田さんの作品らしいといえばらしいのですが。

むしろ、私はこれをゲームで遊びたい。
キャラクターたちもみな可愛かったし、結婚資金調達RPGという題材が、既にとにかく楽しそうなんですもん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年4月18日
読了日 : 2010年4月18日
本棚登録日 : 2010年4月18日

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