9編からなる短編集。ぶっ飛んだ設定はとても面白い。だから導入はなんだなんだと興味が勝るが、読み進めるうちになんでもありな世界観に飽きてきて読むのが辛くなってしまった。その中でもスパムが人として実体化する「二本の足で」は秀逸で、設定と会話が噛み合っていて、おもしろく読めた。逆に「再突入」、表題の「あなたは月面に倒れている」は読んでる意味あるのかな、という思いが勝って自分には合わなかった。SFではあるのだけど、物語というより詩に近いイメージ。世界観が受け入れられたらハマるのでしょう。歳、かな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2023年9月11日
- 読了日 : 2023年9月11日
- 本棚登録日 : 2023年6月22日
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