歴史の桎梏を越えて-20世紀日中関係への新視点

  • 千倉書房 (2010年9月24日発売)
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加藤高明と二一カ条要求

二一カ条要求によって、日中、日米関係悪化

交渉紛糾の理由
・要求が過大―日中警察の合同などを規定した第五号
・第五号を欧米列強に秘匿しようとした→中国に暴露される

加藤高明外相が作成

第五号のみ希望条項

山東県益の返還を交渉上の切り札にしていた

第五号は取引材料に過ぎないのでは?

大隈内閣の政権基盤が弱かったため、陸軍など対外進出を押す圧力が各方面からの要求を断れず、第五号に膨れ上がった

袁世凱の対抗政策
・交渉の遷延、長期化に持ち込む
・国内の反日世論の醸成
・欧米列強からの干渉を招く
→第五号がなければ欧米からも異議なく承認された

情報戦
中国国内外のメディア・ジャーナリストを巧みに利用

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年1月14日
読了日 : 2014年1月14日
本棚登録日 : 2013年12月29日

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