行政学案内

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  • 慈学社出版 (2009年7月1日発売)
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政治学(憲政)ー{誰がどのような政策をつくるか}
行政学ー{どのようにすればその政策を円滑に実行できるか}
{POSDCORB 行政のトップの仕事
Planning(計画策定) Organaizing(組織設計) Staffing(人事管理) Directing(指揮監督) Coordinating(調整) Reporting(情報提供) Budgeting(予算編成)}
{ホーソン工場の実験
労働者の作業能率は、物理的な作業環境ではなく、職場の人間関係によって左右される。}
{公務員バッシングの理由
・公務員の質の低下
・国民の公務員を見る目が厳しくなった
・マスメディアの質の低下}
天下り社会側の利点
・優秀な人材が社会に提供される
・官民強調
・日本では、二番手、三番手企業に天下るので、格差是正につながる
{閣議を通さない限り総理大臣は、行政機関を指揮監督することができない}
閣議はたいていサインだけで終わってしまうので、決めているのはほとんど官僚ではないか?ただし、企画過程に族議員なども関わってくるので、官僚だけで決めているとは言えない。しかし、大臣の権力が弱いことは言えるのではないか?
{日本においては、「課」こそが行政組織における仕事の基本単位であり、課は中央省庁の政策・方針が具体化される実質的基盤なのである。}
大臣は、大臣折衝で政治力を内外に誇示する。
規制には経済的規制社会的規制があり、{「経済的規制は原則廃止・例外規制、社会的規制は必要最小限」}
日本での独立行政法人の利点は、企画側(行政機関)が実施側(独立行政法人)を客観的に評価出来ることである。
{政令指定都市にメリット
・都市のイメージアップになり、都市の潜在能力が発揮
・住民ニーズに対応したきめ細かい行政サービスが迅速に供給
・財政的に豊かになる}
{官僚制:組織を構成しているメンバーのなかで、誰が誰に指示を出すことができるかが、あらかじめ決められている組織。合法的な支配の中でも最も合理的な形態。}
行政責任の二つの観点
{・責任を確保する方法が法令等に定められているか、そうではないか
・責任を確保する主体が、行政の内部に存在しているか、外部に存在しているか}
{大部屋主義のメリット
・隣の人を見ながら仕事を覚えていく
・書類を直接手渡しできる
・上司・部下相互に監督しやすい
・まとまりがある}
{社会科学においては、反証可能な形で行うこと、その上で、それを支持する証拠を集め、支持しない証拠がある場合には、それを正直に報告するべきである}
{社会科学においては、主張の真偽を確かめるのに、目で見て観察できないことの方が、はるかに多いので、何らかの関節的な方法を用いて、ことの真偽を確かめなければならない。}
このような方法で{データとして確認できるものを「観察可能な含意」とよぶ}
社会科学では、推論({目に見えることから、目に見えないことを立証したり、反証したりすること})が大切である。

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感想投稿日 : 2013年5月28日
本棚登録日 : 2013年5月28日

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