ぼくはダウン症の俳優になりたい

著者 :
  • 雲母書房 (2009年6月19日発売)
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感想 : 1
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ダウン症の男の子のママの、前向き・パワフル子育て。顔は常に上を向いているのではなく、自分の手でグイっと上を向かせる、足は常に一歩前へと出るのではなく、自分の手で足を前に押しやることもある…やっぱりどんなに明るく元気な筆致でもその影の努力や苦労も透けて見える。本当によく頑張っていらっしゃる。こちらの息子さんは『筆子その愛』という常盤貴子主演の映画に出演。世界中を見渡せば、障害がある俳優が活躍し、『八日目』ではダウン症の俳優がカンヌで主演男優賞を獲得したりもしている。私たちの社会の認識は、ホンの少しずつだけど変わってきているのだ。こういうお母さんの愛情が世界を変えていくのでしょう。そして彼らの真の実力を私たちが知り、世界は変わっていくのでしょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 高齢 手話 障害
感想投稿日 : 2009年10月12日
読了日 : 2009年10月12日
本棚登録日 : 2009年10月12日

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