神南署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-10)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2001年12月1日発売)
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感想 : 112
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短編集。
事件そのものを追って解決するというよりも、刑事それぞれにスポットをあてた話になっている。
こうして読んでみると、本当に個性豊かなメンバーが揃っている。
中でも「刑事部屋の容疑者たち」は好きな物語だった。
馬鹿々々しいけれど、ほんわりとしていてあたたかい。
みんなの班長を思う気持ちがストレートに出ているし、それでいてちょっと笑える。
5つの花束というところもいい。
肝心要の人が忘れていたのでは笑えなくなってしまうから。
それにしても、みんな班長が忘れていると考えて行動しているところが(笑。
そういう意味では信用がないんだな、と安積がちょっとだけ気の毒になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察小説
感想投稿日 : 2017年3月13日
読了日 : 2017年3月13日
本棚登録日 : 2017年3月13日

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