逝ってしまった君へ

  • 小学館 (2021年6月30日発売)
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本棚登録 : 299
感想 : 30
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わたしも大事な大事な友人に手紙を
書きたくなった。

あさのさんが綴った言葉も
もしかしたら
吐き出したに近いかもしれない言葉も
その1つ1つが
ずしんと重く重く響いていく。
でもそれは、決して苦しいものじゃなくて
わたしの中でぐるぐる回る
沢山の感情と思いが
いいんだよ、それで
そう肯定されているような感覚だった。


「死んじゃだめだった」
そう言えなかったし言いたくなかった。
いなくなってしまったことは
悲しいしさみしいけれど
その事実を、その選択をした彼を
わたしは受け入れたかったから。


届けるすべは持っていなくても
わたしも手紙を書きたくなった。
ううん、きっと届けられる。
届いているよね、きっと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2022年1月1日
読了日 : 2021年11月22日
本棚登録日 : 2021年11月10日

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