この小説と同じような状況が、うちの子に起こったらどうだろう。
「じつは、悪意ある取り違えで、血はつながっていません」みたいな。
短期間の居心地悪さみたいのはあるかもしれない。
でも、「じゃあ本来の血筋の家に戻そう」は、ならないかな。
DNAがなんだ。大事なのは思いだ。
思いを大切にしないで血を絶対視するから、親子間の残酷な事件が起こるのだと思う。
血にかまけて、感情を蔑ろにするから。
だから、物語の親たちの考えや行動は、仮説として楽しんだ。
仮説を提示されれば、今あることと比べて考えることができる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月11日
- 読了日 : 2021年9月11日
- 本棚登録日 : 2021年9月11日
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