年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?

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  • サンライズパブリッシング (2018年5月28日発売)
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経営コンサルタントによる、年収別行動形態をまとめたもの。年収1億円、1000万円、300万円の人で、どのように考え方や行動が違うのかを比較、説明している。どの程度、正確なのかはわからないが、面白い。年収1億円の人たちにもいろいろな人がおり、それぞれ考え方も違うのであろうが、その基本がわかったような気がする。参考になった。
「(年収1億円の人にとって)ファッションとは、どこまでも、お金や信用を生む道具なのです」p23
「お金持ちが好んで通う飲食店には「一人3万円以上」という目安があります」p29
「「同じブランドで服を買う」というのもそうなんですが、なるべく判断に要する時間を減らすというのは、お金持ちの誰もがやっていることです」p35
「そもそも「迷う」という行為そのものを、お金持ちはとても嫌います」p36
「年収1億円の物欲といえば、儲かりはじめた当初は高級時計などに向かうことが多く、それから車やマンションを買うステージに移り、次にインテリアや家具、とりわけベッドにこだわる人が増えてきます」p69
「常に自分が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるのがお金持ちの流儀。物欲がインテリアに向かうのは当然といえるでしょう」p70
お金持ちは基本的には話好きというか、自分のことを話したがる人が多いので、相手に気持ちよく話を話をさせてあげるためにも、ネタ振り用の情報をたっぷり仕入れていくことが重要です。「こんなことまで知っているのか」と相手に思わせるのが、何よりのプレゼントなのです」p108
「お詫びの品には価値の伝わりにくい菓子折りなどよりも、わかりやすい「和牛」や「メロン」といったアイテムの方が向いています」p111
「お金持ちは、高級ホテルのラウンジでMTGをする」p172
「大なり小なりリスクを取らなければ年収1億円のステージには行けない」p187
「一番儲かるビジネスは、御用聞きである(いろいろなところで情報を仕入れられる)」p214
「(御用聞きビジネスで成功した大塚家具)富裕層のニーズに応えて、顧客の趣味や、家の間取りなども完璧に把握したうえで、ソファやテーブル、あちこちのスペースを埋めるための絵や花瓶まで、トータルで提案するのが大塚家具の手法だったのです。このサービスを、今よりもはるかに富裕層が少なかった時代に確立していた先代の社長は、本当にすごい人物だったと思います。富裕層には御用聞きが喜ばれるという事実を、現場の叩き上げの感覚で知っていたのでしょう」p215

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感想投稿日 : 2019年1月11日
本棚登録日 : 2019年1月11日

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