【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 (『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社 (2020年1月10日発売)
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紙鑑定事務所を営む渡部。職業柄、紙に関する知識は豊富。その特技を生かし、紙を手掛かりに謎を解いてゆく。ある時、「妹を探してほしい」と妹の部屋にあったジオラマを持ってある女性がやってきた。仕事で知り合いになった模型職人・土生井とともに行方不明の妹を見つけようとする。
紙鑑定士というと専門的な紙やら何やらでどっぷり紙の世界に浸るのかと思いきや、紙鑑定だけでなく、模型職人との事件ファイルですかね。模型職人も個性的な人で楽しめましたが…まあ、紙鑑定という方が、あまり馴染みがないし、人目を引くかな。
渡部も土生井、どちらもオタクで専門知識を駆使し、謎を解いてゆくところが、興味深かったし、その知識だけでなく、滞りなく、最後まで楽しみながら読めました。
それにしても「紙」とは渋いね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年9月29日
読了日 : 2020年8月13日
本棚登録日 : 2020年9月29日

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