リムレスの空 (クリスタル文庫 55 魚住くんシリーズ 5)

著者 :
  • 光風社出版 (2002年4月1日発売)
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本棚登録 : 299
感想 : 33
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以下シリーズ最初の『夏の塩』から全編通しての感想。
BLとしては勿論、BLの枠には収まりきらないひとつの『物語』として楽しめた。魚住と久留米は勿論、脇キャラも魅力的、話の展開も無理なく、そして飽きさせず、山場もきちんと用意されている。すごい。さらにはここまで長い物語を最後に太一という家庭環境に恵まれない少年の視点で描ききり、それで物足りなさを感じさせないのが本当にすごいと思った。久留米と魚住の将来に関する具体的な話し合いなどは描かれていない。それなのに読後はすっきりして不完全燃焼な感はなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 榎田尤利
感想投稿日 : 2013年4月6日
読了日 : 2013年4月6日
本棚登録日 : 2013年4月6日

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